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五色塚古墳

「五色塚古墳」は千壺古墳とも呼ばれ、兵庫県最大の規模を誇る前方後円墳だ。
築造当時のすがたに復元されて公園として実際に登ることが出来る。
それにしてもデッカイ。
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全長194メートル。前方部の高さは11.5メートル。後円部の高さは18メートル。
ここからの眺めは実にすばらしい。
目の前に広がる大阪湾、淡路海峡。淡路島は指呼の距離だ。
4世紀後半というから今から1700年ほど前になる。
そのそばには20世紀の歴史的大建造物=長さ3911メートルの淡路海峡大橋=を望む。
なんとも歴史的というか、五色塚古墳の上から周囲を見渡すと
過去と現代が隣り合わせ。不思議な気分になってくるなあ。
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市内にあるので、いつでも行けるということで実際にあしをはこぶのは初めて。
なるほど、素晴らしい。
主な大きな古墳たちは宮内庁がしっかり管理してはるので学術的な研究対象にはできない。
発掘調査は論外だし、その周辺にも入ることさえできない。
だから現在の外観は木々が生い茂った小高い丘か小山にしか見えません。
しかし構築された当時は木々など生えていないし、まさに巨大な人造ブツだったのだ。
きらきら光る葺石に埋められ、大きな埴輪が整然と並べられている。
外周には堀が二重三重に巡らせれており葬送の儀式は方形部で厳かに執行されたのだ。
東大寺みたいな寺院建物もなかったし五重塔もなかった時代だもの。
小山みたいなお墓=古墳に人々はただただびっくりしたことでしょう。
当時のままの姿を復元した神戸市教育委員会に拍手!
その意味でここ五色塚古墳は貴重だ。
百聞は一見にしかず。
実際に登ってみると当時の権力者たちの圧倒的な「チカラ」を目の当たりにできる。
何十万個何百万個の葺石のみごとさ。
大きな埴輪の勇壮さ。
何年もかけて築いた前方後円墳の意味に思いを馳せることは、
まさに古代史のロマンだね。
by settuya | 2016-03-15 20:54 | 古代史 | Comments(0)