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兵庫県立考古博物館

古事記と日本書紀と並んで各地域の風土記が
古代日本のあれこれを読み解く重要な文書資料だ。
風土記はほとんどが散逸してしまっているそうだが
出雲の風土記と播州の風土記などがかろうじて残存している。
その風土記1300年を記念した特別展
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古代官道 山陽道と駅家
-律令国家を支えた道と駅-
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が加古川の兵庫県立考古博物館で開催されているので
行ってきました。
奈良時代にすでに高速道路網が造られていたという。
すべての道はローマではなく、平城京に通じておったのだ。
そして今でいう「道の駅」にあたる駅家(ウマヤ)が設けられていて
官庁の用件で地方へ赴く役人などがパスポートに相当する鈴を手に
馬を使って、たとえば大宰府まで通っていたのだ。
しかも太宰府までたったの5-7日しか掛からなかった。
すごいでしょ。
この時代の距離感というか時間軸の認識を改めさせられるね。
もちろん「普通に」歩けば2-3週間かかった遠方地なんだけど。
ということで兵庫県立考古博物館に行ってきました。
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この考古博物館の活動は単に県下の遺跡などの展示・説明だけでなく
実際にいろいろな体験ができる仕組みがあるということがすばらしい。
この日も小学生の団体が訪れていた。

瀬戸内海沿いの地域は古代遺跡が豊富なところであり、岡山吉備方面に
かけて有力な豪族が支配していた地域だったのではないか。
縄文時代はもちろん古墳時代の大きな古墳が残っている地域だ。
レプリカだけれど、石器時代の道具などに触れることが出来る。
サヌカイト製のナイフなんてこんなに鋭いものなんだ。
思わず見直した。
古代官道の幅は8-12メートルもあり、側溝が備えられていた。
そして駅家(ウマヤ)という旅行用の宿泊設備と馬を交代させる設備が
整えられていたのだ。
とても充実した内容でした。
時間的にも距離的にも近い場所なので後日また行きたい考古博物館です。

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兵庫県立考古博物館
 〒675-0142 兵庫県加古郡播磨町大中1-1-1
 TEL.079-437-5589
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by settuya | 2014-06-13 22:52 | 古代史 | Comments(4)